女性の痔に効く市販薬の選び方

痔の薬の選び方

痔がつらいとき、自宅で頼りになるのが痔の薬です。入浴や便秘対策といっしょに痔の薬も取り入れれば、治りも早くなります。

 

市販の痔の外用薬は、たくさんの種類があり、どれも「切れ痔、いぼ痔に」などと同じような説明がかかれていますね。ですので、どれを選べばいいか悩むところです。

 

そこで痔の症状に合わせて、ステロイド成分の有無で使い分けるとよいです。

 

腫れが急にひどくなったいぼ痔にはステロイド「有」の外用薬を。ステロイドは炎症や腫れに効果があるので、腫れたいぼ痔に特に最適です。

 

切れ痔だったら、ステロイド「無」のものが適しています。ステロイドには傷の治りを妨げる作用があるためです。

 

外用薬の形状は座薬、クリームなどさまざまですが、まずは自分がいちばん使いやすいタイプを選べばよいでしょう。
座薬の場合は、先端にワセリンやオリーブ油を塗ると、挿入しやすくなります。肛門の壁を傷つけないようにまっすぐ押し込んで、指は関節一つくらいまで、しっかり入れましょう。体温で溶けてしまうので、挿入はすばやく行ってください。

 

ただし、いずれの市販薬も1、2週間使って効果がないようなら、薬の使用はやめて病院で診察してもらいましょう。
痔ろうの場合も残念ながら市販薬では治せないので早めの受診をおすすめします。

 

痔の治療薬の種類

  • 軟膏タイプ(チューブなど)
  • 注入軟膏タイプ(先の細い容器から薬を絞り出す)
  • 坐薬(肛門内に直接入れる)

 

初めての方は軟膏を選びがちですが、肛門周囲にしか塗らない人も多いようです。これだと効果が減ってしまいますので、5ミリ以上は肛門内に入れるようにしましょう。

 

痔の症状別 治療薬の選び方

いぼ痔 切れ痔 あな痔
内痔核

腫れや出血がある、痛みがひどい、あるいは脱肛したときは、ステロイド入りのものを。炎症を鎮め、出血を抑える効果が高いです。肛門の中にある内痔核には、坐薬や注入軟膏がいいでしょう。患部に届きやすくなります。軟膏を使う場合は、肛門内にしっかり塗るようにしましょう。

 

外痔核
炎症や腫れがひどいときは、ステロイド入りのものを。
外痔核は肛門の外側にできますので、軟膏タイプが塗りやすいです。
薬を塗り始めて、2週間ぐらいで痛みは治まり、1か月もぐらいで治ります。
痛みが激しいときは我慢せずに、内服の鎮痛薬を使うのもOKです。

裂肛

切れ痔は、ステロイドを含まないものを。傷の治りを妨げることがあります。傷の治りを早くするアラントイン、痛みを鎮めるリドカインなどの成分が入ったものが適しています。
薬のタイプは軟膏でも坐薬でも、好みの物でいいでしょう。

痔ろう

市販薬はいっさい効きません。特にステロイド入りの薬を使ってしまうと、かえって症状が悪化するので要注意。
早めに病院で受診してください。
もし、すぐに病院ヘ行けないなら、鎮痛薬で痛みを抑えるなどの処置を。肛門を温めるのは逆効果なので、氷のうなどで冷やしたほうがいいです。